横須賀線踏切及び踏切外横断箇所
 鎌倉市内の横須賀線には、他の都市に比べて多くの踏切があります。立体交差しているのは、陸橋が大船にある江ノ島へ向かう旧有料道路、線路の下を潜るのは扇ガ谷に1箇所と若宮大路ぐらいです。(その他に歩道専門としては小袋谷に歩道橋1箇所と鎌倉駅北側に駅を潜る形で1箇所あります。その他は踏切で全部で18箇所あります。また北鎌倉駅には構内踏切があります。
A 田園踏切
 この踏切は大船駅の近くにある横須賀線の踏切ですが、上り線は高架で下り線のみ踏切です。
 踏切の名称の田園は、田園調布のような高級住宅地にしようとした田園都市構想という計画があったそうで、そこから田園がきているようです。
A 大船架道橋
 下りは田園踏切で上りは架道橋となっています。大船から、手広、鎌倉街道、戸部方面に向かう道に架かっています。上りは橋で立体交差ですが、下りは踏切(田園踏切)を通らざるを得ません。
同上
B モノレール/旧有料道路跨線橋
 大船から江ノ島に向かうモノレールが横須賀線の上を横断しています。また、大船から江ノ島方面に向かう、日本最初の有料道路がありました。今は普通の道となっていますが、大船から深沢まではモノレールに沿っており、横須賀線とは立体交差しています。現在、橋の架け替え工事をしているようです
C 歩道橋
 離山方面から台方面に向かう近道として歩行者(及び自転車)専用の跨線橋があります。かなり古い橋で建て替えが必要だそうです。
D 第一鎌倉道踏切
 第一鎌倉道踏切は、旧鎌倉街道と横須賀線が交差するところにあります。旧鎌倉街道は古道で自動車のすれ違いが難しいような細い道です。
E 第2鎌倉道踏切
 第2鎌倉道踏切は、東京・横浜方面から鎌倉に向かう現鎌倉街道が横須賀線を越えるところにあります。普通、小袋谷踏切と呼ばれています。
F 権兵衛踏切
 北鎌倉駅にかなり近いところで大船寄りにあります。踏切の名の権兵衛踏はこの地方の大地主の名前だそうです。横須賀線の敷設に協力したからでしょうか。昭和30年代の住宅地図を見ると、小泉権兵衛という名の大きな住宅がありました。今はそこにマンションができていますが、昔の名残からか大きな木が数本線路際に残されています。
G 北鎌倉第一踏切
 北鎌倉駅ホームの先にある歩行者専用の踏切です。(注 参照)
H 北鎌倉駅構内踏切
 このあたりでは珍しくホームを渡るのに構内踏切を通る必要があります。改札口を通っても、電車がまだ来ていないのに遮断機に遮られて、電車に乗ることができないという事態が発生します。北鎌倉駅の風情を保つためにはやむなしといったところでしょうか。音声の自働案内があります。
I 第一円覚寺踏切
 鎌倉街道から円覚寺正面に出る道の踏切が第一踏切で、歩行者専用です。横須賀線は円覚寺境内を通っています。実際の寺域は、横須賀線に並行する道より東側で囲われており、横須賀線の西は池となっており、円覚寺正門前からは特に境内という感じはしませんが、鎌倉街道の前から見ると、境内のなかを電車が通過するという雰囲気が感じられます
J 第二円覚寺踏切
 円覚寺の通用門の前にある踏切で自動車での横断も可能です。
K 第三鎌倉道踏切
 鎌倉道踏切の第三は、北鎌倉駅周辺の諸踏切を飛ばして、横須賀線トンネルの手前、鎌倉方面に向かって、鎌倉街道が横須賀線の右側から、再び左側に渡るところにあります。
L 扇ヶ谷架道橋
 扇ガ谷の岩船地蔵から海蔵寺方面に向かう道は横須賀線の下を潜っています。架道橋という名称が付けられています。踏切に順じ大船からの距離3532mが表記されています。
M 寿福寺踏切
 北鎌倉・鎌倉間のトンネルを過ぎて、旧鎌倉に入ったところで、最初に線路西側の英勝寺前にあります。
N 扇ヶ谷踏切
 寿福寺前から川喜多映画記念館のある巌小路に通じる踏切です。
O 今小路踏切
 鎌倉駅より北側の横須賀線西側には、鎌倉駅西口近くの十字路から寿福寺方面に続く今小路通りがあります。ここから名がとられた踏切で歩行者専用です。
P 小町踏切
 鎌倉駅ホームのすぐ北側にある踏切で小町通り方面と今小路方面とを結んでいます。
画像なし
(人が多くて撮影困難)
Q 鎌倉駅北地下連絡通路
 鎌倉駅の東西を駅構内を通らずに通行できるよう、駅の北側ホームの下に歩行者専用の地下通路があります。
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(人が多くて撮影困難)
R 鎌倉駅構内地下通路
 駅構内の通行も地下通路となっています。
S 八幡ガード
 若宮大路の上を横須賀線が交差するところですが、扇ヶ谷跨道橋のように標識があるかと思ったら、八幡ガードという看板のみでした。
T 大町踏切
 海岸通りを別にすれば、鎌倉旧市街を横断する県道131号線と交差する場所であり、若宮大路を横須賀線が高架橋で跨いでいる直ぐ近くなので、調べる前は高架橋かと思っていたら踏切でした。
U 市場踏切
 大町踏切の次にある踏切ですが、何故市場踏切というかはわかりません。
V 三浦道踏切
 三浦方面に向かう主要な道というと、海岸の国道と県道131号線ですが、大町四ツ角と水道路交差点を結ぶこの踏切の道が主要な道だったのでしょうか
W 材木座踏切
 歩道のみの踏切です。横須賀線が材木座と大町の境界となっています。踏切の看板の地名は大町となっています。
X 名越踏切
 長勝寺の近くにあります。県道131号線の踏切です。この踏切でJRは県道の北側を走って逗子に向かうことになります。
Y 名越坂踏切
 この踏切の北側にある住宅地は、この踏切を通らないと外にはでられません。ローカルな踏切という感じがしますが、名越の切通しがあるところですから、昔は重要な道であったかもしれません
Z 久木踏切
 県道131号より逗子駅裏側の道に通じる踏切です。
a 堰場踏切
 歩行用の小さな踏切です
b 新宿踏切
 車も通れる踏切ですが、住宅街の路地同士を結ぶもので、目立たないところにあります。
c 池田踏切
 逗子駅裏側から新逗子駅方面に向かう比較的主要な踏切のひとつです。

注 北鎌倉第一踏切の位置について
、踏切を渡る道が奇妙です。踏切を東側から見ると、まっすぐ、鎌倉街道に抜けている道があるわけではありません。踏切を渡った後、上りホームに沿って100mあまり下った後、そこから細い路地を通ってようやく鎌倉街道に抜けることができます。
 そこで想像したのは、昔は北鎌倉駅のホームはもっと短かったのではないか。現在、
15両編成の電車に対応していますが、昔はそれほど長くする必要がなかった。その目で北鎌倉駅ホームを見ますと、大船寄りのホームは、ある部分から継ぎ足したように見えます。ホームがあるところから北側が細くなっています。さらにもう少し先に行くとホームと駅外との柵が変わり、ホームもわずかに段差があります。つまり、北鎌倉駅ホームは2度にわたり延伸されたのではないかと考えます。昭和30年代の地図を見るとホームは八雲神社階段あたりまでしかないように読めますので間違いないでしょう。延伸前の場所は、現在の第一踏切から鎌倉街道に出る路地のあたりに相当し、反対側に八雲神社の登り口がありますので、ここに踏切があったと考えることは妥当性があります。ホームが延びたため、踏切の場所も移動し、奇妙な通路になったのではないかと思います。

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